久々に、STS。

Save the 下北沢
Save the 下北沢から、
毎月曜に届くんだけど。
毎週、ちょっとずつ進行していくんだよね。
良く知らないけど、悪い病気みたいにさ。
いろいろやってみるんだけど、どんどん進んでいってさ。
薬飲んでも、手術しても、
ちょっとは良くなるけど劇的変化はなくてさ。
ちょっとずつ、ゆっくり悪くなってくの。


はい、心に響いたので、メルマガ丸写しだよ。
なんだか切ないね。
よく思ってない人、たくさんいるだろうに、
楽なほうに、儲かるほうに向いてってさ。
シモキタは、あったかいままがいいなぁ。


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[2]【コラム】下北沢南口商店街高層化スタート?
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昨年、12月7日付けで、下北沢駅周辺地区地区計画が変更されたので、
これに伴い、南口などでもメイン通り沿いなどで22mの高さまでビルを
建てることが出来るようになりました。

そう思いながらわたしも下北沢のまちを注意深く観察しながら歩いて
いるのですが、実際、最近になって南口のあちらこちらで、7階建ての
ビルが建設中だったり、計画されているところが出てきたりしています。

南口のメイン通りとはいっても、道幅はそれ程広くはないので、そこに
7階建てのビルが建ってしまうと、天を仰いでも空があまり見えなくなって
しまいそう。ぶらぶらと歩きながら、それとなく空が見えるのが下北沢の
居心地の良さだと思うのですが。。。

これまでも下北沢のまちなみは、時代とともに変化し続けてきました。
でもそれは、まちで生活している人や集まってくる人たちの歩くペースで
少しずつ、そのニーズに合わせて変化してきたものでした。
しかし、今始まっているまちなみの変化は、地区計画緩和の影響によるもの
と思われ、今までのような人々のニーズに合わせた変化ではなく、資本力
中心の、いわば“再開発”のようなものです。

本当にこのままでよいのだろうか、急激なまちなみの変化・高層化は
これまで下北沢のまちが育てて来た“文化”を壊してしまわないのか、
今更ながらに不安を覚える今日この頃です。

確かに、現在進められている小田急線の地下化によって、ある程度
まちなみは大きく変化せざるを得ないでしょう。
でも、地下化された後の小田急線の跡地を有効利用すれば、下北沢が
これまで育んで来た文化を破壊しなくても、より良いまちづくりは
可能なはずです。東北沢から羽根木公園の近くまでおよそ2Kmに渡って、
広大な敷地が新しくできるのですよ!

みなさまの中には、小田急線の地下化工事は小田急電鉄による鉄道事業
だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は連続立体交差
の事業というのは、道路特定財源という税金を使った、“道路事業”
なのです。小田急電鉄はこの地下化工事に対して、約15%しか費用を
負担していません。

地下化工事の85%は税金を使っているわけですから、当然のことながら、
それによってできた跡地のうち85%は、公共の土地となるべきです。
実際、行政が小田急電鉄にその旨申し立てれば、公共用地になるのですが
何故か行政側は未だにそのような手続きをせず、跡地利用に関しては未定
と言うばかり、このままでは、この跡地は全て小田急の土地ということに
なってしまいます。

小田急線の跡地を公共用地として、例えば緑道にするなどすれば、
歩いて楽しめるまちなみを維持したまま、“安心で安全な”まちづくりが
可能なはずだ、とわたしは考えています。

とは言っても、実際に大型道路が通るわけでもない南口のあちらこちらで
7階建てビルの建築予定地を見かけるたびに、何とも言えない無力感を
感じてしまうのも事実かも。。。

いつまでも、下北沢の住民や下北沢が好きな人たちのための下北沢で
あって欲しい、そのためにこの活動に参加しているわけなんですけれども
むしろ、これからがこの活動の正念場なのかもしれませんね。

(はらだようへい