恵比寿での不完全燃焼。

11月が始まる。
街は途端にクリスマス。
恵比寿も例外なく。
早々にバカラの巨大シャンデリアが設置されている。
ツリーも等間隔に、行儀よく並ぶ。


写美でケンチク。
変なのー。
screenshot


出来はイマイチ。
バブル期以降の日本の建築、日本人建築家の海外作品を集め、
それぞれ1つの価値基準で2つの建築を対比するという試み。
なぜ、これとこれ?
無理やりすぎない?
安直過ぎない?
どっかのパンフや雑誌から引っ張ってきたような写真の羅列。
例えば、竹中工務店本社は新建築の表紙とか。
図面も恐らくスキャン→拡大で、CADなのに文字が潰れてたりするし、
なんでプランじゃなくて立面なの?と問いたくなる。
そんなパネルが永遠と並ぶ。
そっかー、こんな建築もあるんだね。
多分、建築詳しい人が見たら物足りないし、
かと言って、写真好きも何が楽しいのだろう。。
そう思ってしまった。


ヨイ発見は、竹中のボランティアグループ。
貧困地域に何度も視察に行って小学校を建てたってやつ。
談合ばっかりの腹黒建築業界イメージを払拭する、
ステキな活動だなー、と関心。
寝る間もないゼネコン社員に拍手!
後、藤森照信が好きで、やっぱりエクスナレッジ買おうと思った。

しかし、やっぱりおもしろくなく、
むしろチケットレスゾーンのほうがオススメという皮肉。
最初の写美のコレクションからの抜粋はおもしろい。
意地悪く見れば苦肉の策なんだけど、オモシロイ。
桂離宮はカラーのほうがイイナ。


ちなみに、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の写真が、
1枚天地逆な気がしたのは気のせいだろうか?
まさかね、そんなことないか。。



次にガーデンシネマで映画。
忙しい。
http://www.sonypictures.jp/movies/capote/


正直乗り気じゃなくて。
でもたまには世界を広げるためにと見てみたが。
ティファニーで朝食を的な何かをを期待したが。


まず、始まって10分くらいで眠さに耐えられず。。
久々に映画館で寝る。
おそらく10分ほどして目が覚めた頃には、
カポーティはスミスと接触してて、うん。
ま、話は分かるし、なんとかなるさ。
でも内容は一向に明るくなく、暗い。
最終的にどん底に突き落とされて、
カポーティもアル中で死んだというクレジット。
完。


暗い。
あぁ、暗い。
やっぱり映画は明るくなきゃ。
前回この劇場で見たかもめ食堂のように、
見終わった後にみんなが笑顔で立ち上がる映画じゃなきゃ。
私はそっち派。