ガイア。

Coooooo2005-12-13

ガイアの夜明け、見ちゃった。


これを見るために小テストをマッハでこなし、
駅までダッシュし、駅から自転車をすっ飛ばして帰ってきた。
5分前に到着。
寒いのに熱い。


今日は話題の耐震偽造問題について。
偽造問題に絡めて、様々な要因から耐震不安を抱える建築に焦点が当てられる。
自然と興味を持って見てしまうのは、ある意味成長。
よしよし。


で、いつものようにお茶碗片手にお箸を操りながら、
お母さん相手にあーでもないこーでもないと言いながら、
たまに内容から脱線して変な話しながら見ていく。
今日は全く番組には登場していない奥村組の話を永遠していた。
プロジェクトXで見たJRの高架ジャッキアップ作戦の話とか、
研究施設の免震装置の大規模実験の話とか。
就活の説明会もこうなると、ある意味カルチャースクールの延長な気がしてくる。
そう思うと楽しい。


で、内容は。。
実際の現場の人間が座談会をしていて、それがなかなかおもしろかった。
ある意味ニホンの用意した枠組みがダメっていう意見。
理想を言ったらいくら積んでもキリがないけど、金で回る業界。
競争が激しい業界だからコストダウンしないと生き残れない。
専門家でもじっくり検証しないと見えない部分で偽装が行われた。
まるでブラックボックスであり、今回はこれがあるからこそ成り立った偽装である。


ブラックボックスって言うのは、確かに的確な表現。
普通に生きてれば、外観見てS造か木造か?って聞かれても、判らない気がする。
RCなんて鉄骨隠れてるんだから、尚更分からない。
ハウスメーカーのプレゼンなんて8割が平面PLANとパースだし。
「10本あれば安全です。」て、工事説明会で言われたとする。
ある人は「じゃあ安心。」て思うかもしれない。
ある人は「本当に大丈夫?」ていつまでも不安かもしれない。
世の中そんなもんだと思う。
コワ。


後、興味深かったのは日経アーキテクチャーのアンケート。
法規に触れてもいいからコストダウンを求められたことがある。
70%(くらいだった気が。。)。
とにかくすんごい高い数字でびっくりした。
その上で、構造計算書を偽造したことがある。
12%。
コワいよ、この業界。
そんなトコ行っていいのかね?
ディベロッパーは辞めたい。
一概には言えないけど、そんな人にはなりたくない。


そのほかに新耐震以前の建築物の危険性(震度5以下に対応した構造)、
確認申請を通さない建築(木造)で不安定な建物が生まれてしまうこと、
家の血統書(これがあれば、施工者サイドの安心感は上がる??)、
ナドナド。


とにかく、これでハウスメーカーも何かやらかしてたら、
私の行くところはありません。