圧倒的な線。

上司と車での帰社中に、
自分がトライ実験台になっているGoogle SketchUp
今後も続けて全社的に運用するか否かの話。


手描きができるなら、そっちのほうが早いし、
ごまかしも効くし、美しい、個性も出るし、
描けないやつだけやればいい、と言ってみたところ、
そうだよねー。という同意とともに、
白井晟一の製図の話になった。


一見、白黒写真とも思えるような、細かなタッチ。
かと言って、見えないのではない、明瞭な線。


事務所に戻って、この前までの図録を借りて、
1時間たっぷり、眺めてしまった。


CADで図面を描くのは、正確だし、共有しやすいし、
次の作業へ転用も可能だし、必要だと思う。
自分も最近は「清書をしてくれ」と言われると、
もっぱらJw_cadを立ち上げていた。
入社当初は手描きしてたのにね。


だけど、素の素は、手でなくてはいけないのかも。
丁寧に線を引く、丁寧に文字を書く。
細かなテクスチャーを描き分けるのは、
実は手描きのほうが容易かったりするんだもの。


鉛筆を、もちましょう。