地震後、初出社。

朝、電車は普通に動き、
むしろ出掛ける人が少ないので、
いつもは週末でも混雑しているのに、
座席に座りながら出勤。


オーナー様安否の確認を、という通達。
そういえば、と思いたち、
営業が退職してしまったオーナー様に電話。
ご家族も家も無事とのこと。


同期みんなに、ゆーこの無事をメール。


宮城のお客様とは、少しずつ連絡がとれる。
窓口担当の電話がなる度、耳ダンボ。


分譲地毎に、どなたかが状況を教えてくれて、
半分くらいの安否が確認できる。
みなさん、体は大丈夫だったとのこと。
工場もあまり被害がなかったらしく、
ほんとうによかった。


家の中はもちろん、クロスが切れていて、
基礎にクラックが入った物件もあり、
それを見た近隣のオーナー様も動揺して、
みんなでテントを張って生活しているよう。
田んぼを埋め立てて出来ている、
地盤の弱い分譲地の方とは連絡がとれない。
正直、自分が作った建物で、
人が死んだらどうしようという、
なんとも言えない不安感がぐるぐるする。


とうほくの施工担当と、16時頃連絡がとれる。
3階建て本社ビルは、2・3階の天井が崩落。
1階を片付け、なんとか対応に当たっているよう。
いまだ、松島の水道屋さんと連絡がとれない。


普通に仕事。
普通に電車で展示場に移動。
普通に商談。


こんな時に、いつも通り商談なんて、
と、一瞬は思ったけれども、
こんなときだから不安だし、
新しい、強い家にしたいんだ。


商談が終わると、停電のニュース。
帰りの高田馬場駅のホームで、
明日の通勤電車がないことを知る。
携帯では、停電の該当エリアや時間、
詳細な情報が全く収集できない。


家に帰ると、テレビとPCの明かりで生活。


あわててお風呂に入り、アイロンをかける。