寺尾聰。

Coooooo2006-01-25

博士の愛した数式 | アスミック・エース
とても悶々としていたので、何もしなかったらおかしくなる。
そう思った。
泣けばいいじゃんと思って、水曜レディースデー決行。


何を観ようか悩む。
有頂天ホテルは、そんな気分じゃない。
スタンドアップはちょっと暗くなりそう。


ということで、ずっと観る観る宣言していた博士の愛した数式
自転車で10分。
シネコンに到着。
練馬の特典といったら、2館もシネコンがあること、
何気に城跡が2つもあることくらいしかあるまい。


おばさまたちに囲まれ、いざ上映。


予告編で泣いた。


単騎、千里を走る。
健さんはすごい。
チャン・イーモウもすごい。
多分、こういう親子ものに弱い。


「燃ゆるとき」。
プロジェクトXみたいな。
でも泣いちゃうのさ。
日本のサラリーマンたちの熱い努力に。
でも劇場ではいいかな。。


本編。
まあ、泣く。


原作を読んでいたので、ルートが成長していることに感動したり。
最後のところで匂わせてはいたけど、実際に先生になっているとは。
なんだか変な目線になってしまった。
でも、ルートはあんなにぽけーっとした大人になったのだろうか。
それがちょっと腑に落ちず。


浅丘ルリ子フューチャー。
これは良かった。
本ではさらさら触れられていたところがしっかり描かれている。
深津絵里に対する嫉妬とか、自分を殺しているところとか、
すごく切なくて、新たな見方だった。


深津絵里は、ぴったし。
料理の手際がイマイチなところを除いては。
あの天真爛漫さがなければ博士を生かすことは出来なかったろう。


寺尾聰博士。
これだー!!!!って来た。
小川江利子もこれを書いてたんだよ、レベル。
変な体操を実際にやってたのがツボだった。
周りがくすりともしないのが、、、悔しい。
でも、博士は背広を脱ぎすぎだと思う。
どんなに暑くても、額に汗を浮かべても、
毎日同じスーツを着まわしていたんじゃないの?
すんなり受け入れられない自分がいた。
これは原作読んでしまっていたマイナスな部分。


全体的なこと。
やっぱり原作を始めに読んでいる分、違いが気になってしまった。
なんで広告の裏じゃなくて黒板なの?
なんでルートと一緒に友愛数を見つけるシーンがないの?
なんでプロ野球じゃなくてルートの試合なの?
なんで江夏のカードじゃなくてスタジャンなの?
などなど。
でも、これはまだ許せるし、納得できる。
1つだけ、一番原作の中でも切なくて泣いた部分、
博士の記憶障害が進行していく話がすっかりなかったのが。。。
なんかなー。
消化不全な感じ。


ま、号泣してたんだけど。