有言実行。

Coooooo2010-07-15

メモったこと、実行。


お昼休みに抜け出して、会社からてくてく。
武道館、科学技術館と、ずんずん歩く。
不安になった頃、到着。


イサム・ノグチの門。


見上げた横に、アトリエ・ワン「まちあわせ」。
エントランスロビーに、小さな模型。
やっぱり、建築模型っていいなぁ。
白さが、小ささが、なんとも愛しい。


展示室の入り口からはみ出さんばかり。
中村竜治「とうもろこし畑」。
ふわふわとして頼りないはずの紙が、
立派な構造物として大きな工作物になる不思議。


小人目線は、中山英之「草原の大きな扉」。
その小さな椅子に思わず触れたくなるけど、
壊れそうでやっぱり手を引っ込めてしまう。
あのドローイングの壁紙があったら素敵だなぁ。


鈴木了二「物質試行51DUBHOUSE」は、うん、すごい。
1/1?と1/200?を行ったり来たり。
大前提の展示物には触れるべからずな常識と、
FIXガラスで塞がれてしまっている開口部。
中に入って確かめたい衝動を、
一面壁紙とれている模型で確認するもどかしさ。
これが、作る過程の考える時の思考ってこと?


偶然居合わせた、修学旅行生らしき集団。
彼らに感謝だった、内藤廣「赤縞」。
ふわふわと舞う物体に、反射する赤いレーザー。
彼らのパフォーマンスに、拍手拍手。


唯一映像でぶつけてきた、菊地宏「ある部屋の一日」。
そう、こういうミニマムな部分に、住まい手は弱い。
1日過ごしていたからこそ見れる、
きらきらした一瞬の情景。


最後に巨匠、伊東豊雄「うちのうちのうち」。
建物の骨格に、強さ、美しさ、楽しさと、
すでに多くのポテンシャルを持たせてしまう。
それが伊東豊雄らしさな気がするのだけど。
今回はハニカムの中にたくさんのしかけ。
キャプションを見ながら、うむ、と唸って、
見上げて、取り込まれる感覚に襲われる。


あっという間にぐるり一周。
今日の反省は、時間の無さと、
ノートと鉛筆を忘れたことと、
カメラ持って来なかったこと。
なぜなら、写真は取り放題だから。


もう一回、今度は準備万端で来よう。
国立近代美術館。
「建築はどこにあるの」展。
8/8まで。