かいつぶり。
井の頭公園にて。
コンビニでまっずいポップコーンを買う。
池に行く。
亀を見る。
橋に行く。
鯉を見る。
鴨も見る。
カイツブリが小さい鴨をいじめる。
ひゅんって飛んできて。
そんな子鴨がなんだかかわいそうで、
一生懸命子鴨にポップコーンをやる。
が、食べない。
残飯処理で鯉が食べる。
横におばさんが来る。
食パンをちぎってやる。
小鴨が食べる。
切なくなる。
カイツブリが来る。
おばさんは、お母さんと呼びかける。
?
お母さんなんですか?
そうよー、ほら、餌を子供にあげてるでしょー。
子供ってどれですか?
ほら、茶色い小さいのよー。
鴨じゃないんですか?
もう大きいからねー。ほら、あっちに卵もあるのよ。
鯉ヘルペスで死んだ鯉の亡骸をつついていると思いきや、
カイツブリがせこせこしてたところは巣で、卵があった。
要するに、私たちがあげてたポップコーンは、まずい。
だから子供たち、食べるんじゃないわよー!!
と、カイツブリ母はとび蹴りをしていたのです。
なんという親子愛。