おかっぱ頭の彼。

Coooooo2006-08-06

何週間か前のカンブリア宮殿をやっと見た。
安藤忠雄VS村上龍


建築デザイナーは、開き直っている。
大阪から京都まで歩いて帰れとか。
冬は寒いから自分の設計した建物に行かないとか。
住みにくいから自分の家はアパートだとか。
ダメな男は乗り換えろとか。


でも、彼の地を這う建築は、嫌いじゃない。
人間は地面を見ていなきゃいけない。
でも、社会が許さないから、彼は光を取って地下に潜る。
高層ビル群に囲まれて、あの美術館はどんな息をするのだろう。


彼ほどの人でも限界があるんだろうか。
彼一色の世界はキモチワルイ。
でも、彼の"居"の思想は、みんなに伝わってほしい。
上に伸びるのではなく、地面を踏む。
片寄せあうのではなく、息をつく空間。
人間の行動にあった仕事と居場所。


ついでに、今の東京の(日本の)再開発ラッシュについて、
下北沢出身の小池栄子が自分の気持ちを安藤に打ち明けていて、
やっぱりそうなんだ、と思った。
つい先日、事業認可申請が東京都に提出されたらしい。